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どうも、ちゃんなるです。
今回紹介するのはこの本!
『人を操る禁断の文章術』
ラインやツイッター、インスタグラムが流行る今日、テキストでのやりとりが数多く発生します。
そんな中、
「この文章送ったら、嫌われないかな…」
「頼み事あるんだけど、説得できる自信がない…」
と思うことありませんか?
この本は、こんな悩みを解決してくれる一冊です!
本書の内容をひとことで表現すると、『相手に好感を持ってもらうための文章術』について。
本書の知識を実践することで、相手と良い関係を築いたり、お願い事を快く引き受けてもらったりできるようになります!
この本から得られるもの
会話や文章を通して以下のことを実現する方法
- 相手にいいイメージを与える
- 相手に行動させたいと思わせる
「相手をうまく説得したい」や、「相手にいい印象を持って欲しい」そう考えるあなたに役立つ書籍でした!
著者紹介
著者はあのメンタリストのDaiGoさんです!
慶應大学の理工学部卒。英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとしてTV番組に出演。その後、ビジネスやアカデミックな活動に方向転換し、ビジネスアドバイザーや作家、大学教授として活動。
(画像参照&一部引用:https://daigo.jp/profile)
この本の3つの要点
①文章の持つ力
②人を動かす4つのポイント
③(人を動かす)文章を書くテクニック
それでは、紹介していきます。
①文章の持つ力
これは実話です。
スーパーの『おむつ売り場』に、たった一言の文章を貼るだけで、『あるもの』の売り上げが2倍になりました。
その言葉はこれです。
「今しか見れない姿、残しませんか?」
『あるもの』とはなんでしょう。
ピンとくる方もいるかもしれません。
正解は『使い捨てカメラ』です📷
おむつを履く赤ちゃんの時期は、子供の最もかわいい時期です。
たった一言で、おむつを買いにきたお父さんお母さんに、一言でカメラを買わせることができるのです。
文章の力ってすごいと思いませんか?
「成功するには努力を続けよう。」
「失敗は成功の元。諦めず続けることが大切。」
こんなフレーズ、良く聞きませんか?
次はどうでしょう。
「成功したいなら1日に18時間、ひとつのことに集中しろ。」
「失敗なんかしちゃいない。うまくいかない方法を700通り見つけただけさ。」
両方とも本質的には同じことを言ってますが、インパクトが全然違うと思いませんか?
後者の2つの言葉は、発明家トーマス・エジソンの言葉です。
常識的なフレーズに大袈裟な表現を足すことで、文章の持つイメージが強くなります。そうすることで読み手に強い印象を与えることができるのです。
文章を工夫することで、相手を行動させたり、相手にイメージを植え付けたりすることができます。
②人を動かす4つのポイント
それは、「興味」「ホンネとタテマエ」「みんな一緒」「認められたい」の4つです。
それぞれについて、簡単に紹介します。
1. 興味
興味は人を前向きにさせるもの。
相手の好きな食べ物や趣味をSNSなどで知り、誘う時の材料にしましょう!
2. ホンネとタテマエ
人にはタテマエがあります。その裏側にあるホンネを読み取る努力をしましょう。
そして、そのギャップを埋めるような言葉をかけることで相手は行動してくれます。
ここでは書籍内に書かれていた一例を載せます。
この例は、主婦をターゲットにしたものです。
主婦は家事をしっかりこなす(タテマエ)イメージがありますが、好き好んで家事をする方は多くないでしょう。
ほとんどの方が、「楽して終わらしたい」(ホンネ)と思っているはずです。
そんなホンネとタテマエを両方叶えてくれる言葉「楽して家事を終えれます」があれば、ほとんどの主婦は興味を持つことでしょう!
このように、ホンネとタテマエの間にあるギャップを満たすような言葉を使うことで、相手は思わず行動したくなるでしょう!
3. みんな一緒
周りがやってるからやる。
「同調圧力」や「社会的証明」という言葉で表現されます。
これを逆手にとって次のようなフレーズを使うとすごく効果的です!
「まだ○○持ってないんですか?!」
「その界隈では、○○は常識らしいですよ?」
「あの有名な○○さんも使っているんですって!」
「え?そうなの?」「自分も買わなきゃ」「自分もやらなきゃ」
そんな気持ちにさせることができる魔法の言葉です。
4. 認められたい
私たちはみんな、褒められたい、認められたいという気持ち『承認欲求』を持ってます。
その欲求をくすぐる言葉を伝えることで、相手が喜びます!
「○○知ってるなんて、すごいですね!」
「いただいたアドバイスのおかげで、うまく行きました!」
「紹介していただいた○○のお店、とても美味しかったです!美味しい料理に詳しいんですね!」
こんなこと言われたら、嬉しくて「また教えてあげよう」なんて気持ちになっちゃいますよね?
③(人を動かす)文章を書くテクニック
相手に喜ばれる、相手の印象に残る文章を書くテクニックを2つ紹介します。
・上げて、下げて、また上げる
書き出しはポジティブな要素を持ってきましょう。
はじめにいいことが書かれていると、相手に好印象を与えます。
(初頭効果:心理学の用語。初めに思ったポジティブ/ネガティブな感情が、その後長期に渡って継続すること。)
「おはようございます!」
「昨日はありがとうございました!あんなところ初めて行きました!」
と明るく書き始めるといいです。
そのまま最後まで進むよりも、途中でマイナス要素を挟みましょう。
「あんなに高そうなお店は初めてで、正直緊張してました。」
「料理の美味しさがわからないんじゃないかと不安に思ってました。」
最後は、ポジティブな要素で締めくくりましょう。
「とってもおいしかったです!また連れていってください!笑」
「ごちそうさまでした!この恩は、仕事の結果で返します!」
感情の起伏を大きくすることで、相手に感動を与える効果が望めます!
・何度も繰り返す
似たような表現を何度も繰り返すことで、説得力が増します。
社会心理学者ウィルソン氏が実験により示しています。
ある民事裁判の陪審員に対して行った実験で、「被告が無罪である」と言う証明の説得力を調べたものです。
弁護士が、被告が無罪であることを弁論中に言います。
この回数によって、結果がどうなるかを実験しました。
結論、1回も繰り返さない場合に比べ、3回の繰り返しで46%、10回で82%も説得力が向上しました。(無罪を獲得した)
刷り込みってあるんですね…!
ここでやってはいけないことがひとつ、それは全く同じ表現を使うことです。
相手が飽きてしまう、相手にくどいと思わせてしまうから。
異なる言い回しで同じことを繰り返し伝えましょう!
まとめ
文章の持つ力は強力です!
相手にいい印象を与えたり、相手を行動させたりすることができるのです。
②で紹介した「人を動かす4つのポイント」を意識して相手を乗り気にさせる。
そして、感情の起伏を大きくさせたり、伝えたいことを繰り返し伝えたりすることで、こちらのお願いを快く引き受けてくれるようになります。
ぜひメッセージのやりとりや会話で意識してみてください。
もっと深く知りたい方は、ぜひ本書を手にとってください!
書籍情報
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価格:1,540円 |
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人を操る禁断の文章術【電子書籍】[ メンタリストDaiGo ] 価格:1,540円 |
【書籍名】人を操る禁断の文章術
【著者名】メンタリストDaiGo
【出版社】かんき出版
【出版日】2015年1月
【ページ数】222ページ