ちゃんなるぶろぐ

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【3分でわかる!】「最高の体調」(鈴木祐)

読み終えるまで約3分

 

どうも、ちゃんなるです。 

今回紹介するのはこの本!

『最高の体調』

 

「よくわかんないけど、不安…」

「最近体調がすぐれない…」

 

このように感じるかたはいませんか?

この本は、私たちの抱える体調不良を解決してくれる一冊です!

 

 

この本の概要

我々現代人の体調不良の原因は、『進化(遺伝)のミスマッチ』ただ一つ。

これは、急速に発展した現代に、ヒトの体がついていけてないということ…

古代人の暮らしを考え、解決の糸口を発見することができる。

 

この本では、我々現代人が抱える不調の原因、解決方法を進化論に絡めて紹介!

不調の原因は、炎症・不安・ストレスの3つ。

これらに対処し、『最高の体調』を手に入れましょう。

 

著者紹介

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鈴木 祐

著者は、サイエンスライター・作家の鈴木祐さんです。

あの、メンタリストDaiGoさんがこの世で尊敬する人の一人だそうです。

科学的根拠に基づき、さまざまな議論を展開する鈴木さんの書籍は、大変面白いです。

 

1976年生まれ、慶應義塾大学SFC卒。16才のころから年に5,000本の科学論文を読み続けている、人呼んで「日本一の文献オタク」。
(引用元かつ画像参照元https://www.amazon.co.jp/%25E9%2588%25B4%25E6%259C%25A8%25E7%25A5%2590/e/B079BJ3SHL?ref=sr_ntt_srch_lnk_1&qid=1609852876&sr=1-1

 

この本の3つの要点

①文明病

②炎症・不安・ストレス

③対策

①文明病

文明病とは、古代には存在しなかった、現代人特有の問題です。

例えば、肥満、うつ病、集中力の低下、無気力、糖尿病、生活習慣病などなど、、

②炎症・不安・ストレス

文明病の原因は3つ、炎症・不安・ストレスです。

これら3つの原因はもちろん古代にも存在しますが、現代のものほど複雑ではありませんでした。

 

炎症とは、体がなんらかのダメージを受けたときに起こる免疫システムのことです。

例えば、傷や風邪、アレルギー、関節痛などです。

 

古代の炎症は主に、外傷や感染症など短中期的なものです。

対して現代では、カロリーの過剰摂取や度重なる睡眠不足や生活リズムの乱れ、慢性的な不調(生活習慣病やアレルギーなど)といった長期にわたり体に悪影響を与えるものです。

 

古代の不安・ストレスは、その日の食料を確保することや猛獣から逃げることなど短期的です。

対して現代は、漠然とした将来への不安、自分の身を置くコミュニティ内の慢性的な不安・ストレスといった長期的かつすぐに解決するのが難しいものが多いです。

 

要するに、現代の炎症・不安・ストレスは長続きし、解決方法がシンプルでないということです。

③対策

多すぎるものは減らし、少なすぎるものを増やし、新しすぎるものは触れる時間を制限することで少しでも古代の環境に近づけましょう。

それにより、文明病のリスクを減らすことができます。

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書籍より:古代に比べ現代では多すぎる/少なすぎる/新しすぎるもの

 

著者はこの中でも大切なものを4つ挙げています。

それは、腸内環境を整える適切な睡眠を取る運動をする自然と触れ合うです。

 

腸内環境を整える

食物繊維、発酵食品、プロバイオティクスをとり、腸内細菌が住みやすい環境を作りましょう。

プロバイオティクスとは、「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物(引用:https://bifidus-fund.jp/keyword/kw030.shtml)」で例えば乳酸菌やビフィズス菌が有名です。

 

腸内環境がよくない(悪玉菌で溢れる)と、

 - 血流を介して毒素が肌にダメージを与え、肌荒れになる

 - 腸内細菌のバランスが崩れ、腸管免疫の働きが低下して免疫が低下する

 - 代謝が行われにくくなり、太りやすいまた生活習慣病になりやすくなる

 - 腸内細菌はセロトニンドーパミンといったポジティブな思考を作る脳内物質の合成に関わっている。これらをうまく合成できなくなり、うつ病になりやすくなる

 - 便秘になる。また、便秘により腸内環境が悪化し便秘が続くといった悪循環に陥りやすい

(参考:https://www.ohara-ch.co.jp/meitantei/vol03_5.html#:~:text=%E5%B0%8F%E8%85%B8%E3%82%84%E5%A4%A7%E8%85%B8%E3%81%AB%E3%82%82%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%82%82,%E3%82%92%E7%99%BA%E7%97%87%E3%81%97%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%80%82&text=%E8%85%B8%E5%86%85%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%8C%E6%82%AA%E3%81%8F,%E7%99%BA%E7%97%87%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%80%82)

 

適切な睡眠を取る

著者は「適切な睡眠」を次のように定義してます。

 - 30分以内に眠れる

 - 夜中に起きない(起きても20分以内にまた寝れる。起きる回数は1回まで)

 - 総睡眠時間の85%が寝床である

 

あなたは適切な睡眠を取れていますか? 

取れていない人は、毎日決まった時間に寝る、きちんと横になる、寝る前30分間はデジタルデバイスを見ない(不眠対策のひとつ)ようにしてみましょう!

 

運動をする

 中強度の運動(息があがる〜ヘトヘトになる)を45~60分/回で行いましょう。週に2回以上できると良いです。

運動することで鬱リスクの減少血圧の低下などが確認されています。

運動はするだけいいとされてますが、週2回の場合と4回の場合を比較した場合、健康への影響はそこまで変わらないらしいです。

運動の習慣がない人は、週に最低2回できるよう目指しましょう。

 

自然と触れ合う

日光を浴びることでセロトニンの分泌量が増えます。

セロトニンは幸せホルモンと呼ばれ、メンタルややる気を向上させてくれます。

また、自然に触れることで微生物を体内に取り込むことができ、免疫力がアップします。 

まとめ

高カロリーを避け、毎日ほぼ決まった時間に寝て起きる。

日光を浴び体を動かす。

これがなかなかできないのが我々現代人。

 

適切な食事・睡眠・運動・外出少しでも行動にうつせば、体調不良が減ること間違いなし!

書籍情報

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感想(3件)

【書籍名】最高の体調(ACTIVE HEALTH)

【著者名】鈴木 祐

【出版社】クロスメディア・パブリッシング(インプレス

【出版日】2018年7月13日

【ページ数】287ページ