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どうも、ちゃんなるです。
今回はこの本の内容を元に投稿します!
『プリンシプル・オブ・プログラミング』
この本から得られるもの
いいコードを書くための『プリンシプル』。
(プリンシプルとは原理・原則のことで、これを知ることがプログラマとして成長するための『王道』で『近道』である)
本書の目的は、『プリンシプル』を通して良いコードを書けるようになることです。
『プリンシプル』は抽象的な内容であり、本書にはプログラムコードによる具体例もありません。
そのため、自分なりに内容を咀嚼し、自分なりの具体例を考えようとする姿勢が大切です。
①KISS原則とは
KISSとは、
Keep It Simple, Stupid.(シンプルにしておけ、愚か者よ。)
または
Keep It Short and Simple.(短くシンプルに保ちなさい。)
です。
どういうことか?
コードを書く際に意識する最良の価値を、『単純性』『簡潔性』にしましょう。
②KISS原則をどうやって実践するか
「コードに余計なことをしない」や「同じ動作をするために、もっとシンプルに書くことはできないか?」を考えながらコーディングしましょう。
新たに覚えた技術でも、闇雲にそれを使ってはいけません。
ユーザーに価値を提供するのがプログラムコードを書く目的であり、その達成のためにシンプルな技術を採用すべきです。
「将来必要そう」と思えるコードは書く必要がなく、今必要なものだけを書くべきです。
要件を決めるのはユーザーで、彼らが定義した要件だけを完璧に満たすような機能を実装すれば良いのです。
③その他
KISS原則に関連するものとして、下記のものがあります。
- Less is more:より少ないことは、より豊かなこと
これはプログラミングに限った話ではありませんね。
「物や情報に溢れてしまっても対処することが難しいので、必要なものを選別しよう」といったニュアンスです。
日頃の生活でも意識できるといいでしょう。 - オッカムの剃刀:「ある事柄を説明するために、必要以上に多くの前提を仮定するべきでない」という考え方です。
言い換えると、「何かについて説明する方法が複数あるなら、最もシンプルなものが正しい」ということです。
まとめ
KISS原則は、抽象的で、具体的なコーディング手法を言っているわけではありません。
シンプルに書くことが最良のコードである、という概念です。
Simple is the best!!!
を念頭においてプログラムを書きましょう。
*より深く知りたい方は、ぜひ本書を手にとってみてください!
書籍情報
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プリンシプルオブプログラミング 3年目までに身につけたい一生役立つ101の原理原則 [ 上田勲 ] 価格:2,420円 |
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【書籍名】プリンシプル オブ プログラミング 3年目までに身につけたい 一生役立つ101の原理原則
【著者名】上田勲
【出版社】秀和システム
【出版日】2016年3月
【ページ数】303p
著者紹介
横浜国立大学経営学部卒。キヤノンITソリューションズ勤務。Webアプリケーション自動生成ツール「Web Performer」の開発に、立ち上げ期より関わる。現在、テクニカルリーダー、スペックリーダー、アーキテクト、デザイナーを担いつつ、自らもプログラミングに携わる
画像は上田勲に関する記事一覧 - ログミーより