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3分でわかる!いつも「時間がない」あなたに

読み終えるまで約3分

 

どうも、ちゃんなるです。

今回紹介するのはこの本!

『いつも「時間がない」あなたに』

 

 

この本から得られるもの

「○○がない・足りない…」と感じてしまう理由・原因を、論理的に説明!

 

「時間がない…」「お金がない…」「信頼できる友人がいない…」

と何かに欠乏していませんか?

もしあなたがこのように感じていたら、本書は読む価値があるでしょう! 

 

この本の3つの要点

①欠乏のマインドセット

②欠乏が欠乏を呼ぶ、負のループ

③欠乏に合わせて人生設計する

 

 

①欠乏のマインドセット

『欠乏』は、持っているものが、必要と感じる量より少ないことです。

「もっとお金があったら…」「もっと時間があったら…」「もっと友達がいれば…」

 

『欠乏』は、私たちの心を占拠します。

心が自動的に満たされていないニーズへ向いてしまうのです。

例えば、

空腹な人は食べ物、多忙な人は締め切り間際のプロジェクト、金欠の人は今月の家賃、孤独な人は話し相手

これらのことに無意識に考えてしまうのです。

 

『欠乏』には2つの要素があります。

それが『集中ボーナス』『トンネリング』です。

 

集中ボーナス:欠乏したものに注意が向き、集中力が向上すること

例えば、締め切りギリギリになって宿題やレポートに集中でき、爆速で終わらせること。(この場合は時間に欠乏している)

 

トンネリング(≒視野狭窄:ある一点に集中すると、他のものが意識に入らなくなること。集中ボーナスの代償。

例えば、

時間の効率化に集中して運転中に飲食や電話をすると、事故のリスクやこぼしてシートにシミを作るリスク、電話の内容を深く理解できないリスクが意識の外に出てしまう。

 

『欠乏』は、脳の処理能力に負荷をかける。

 処理能力に負荷がかかると、ミスを犯しやすくなる。

 例えば、

多忙な営業部長が、最愛の娘に八つ当たりしてしまった→悪い親だと思われる

貧困学生が、試験で簡単な問題を間違えてしまった→無能、怠け者だと思われる

しかし、彼らは未熟でも思いやりが欠けているわけでもない

重い負荷をかけられているのだ!

 

『欠乏』とは、今最も重要なことに集中することができるが、それと同時に処理能力に大きな負荷をかけ、他の重要事項へ注意が向けにくくなってしまう状態である。

 

 

②欠乏が欠乏を呼ぶ、負のループ

欠乏のない時に無意識に生まれる心のゆとりをスラックという。

スラックがあると、欠乏に心を奪われることが減り、余裕が生まれる。

 

スラックあり:「この前買った○○あまり使わなかった。まあいっか、メルカリで売ろうっと」

スラックなし(欠乏中):「この前買った○○あまり使わなかった。高かったんだよ。困ったな、今月の家賃の支払いどうしよう。外食や飲み会我慢して節約しなきゃ…」

 

スラックがあると、失敗を許容でき、失敗をすぐ忘れることができる

スラックがないと、一度の失敗のダメージが大きく、長時間悩んでしまう。

そしてスラックがあることで、欠乏に比べ、処理能力にかかる負荷が非常に少ない。

 

欠乏時は、トンネリングにより考えるべきことに抜け漏れが生じ、将来に備えることができない。

しかし、そうなると欠乏はさらに押し寄せる。

例えば、

・お金がない→借金をする→利子の返済→お金がない(ループ)

・時間がない→着手中の勉強を延期する→次やるときは忘れていて復習から始める→時間がない(ループ)

・睡眠を削る→脳機能低下→仕事のパフォーマンス低下→時間がない→睡眠を削る(ループ)

 

このように、『欠乏は欠乏を呼ぶ』ので、どこかの時点で断ち切り、それ以降欠乏しないようにするべきである。

 

 

③欠乏に合わせて人生設計する

欠乏による人的ミスを環境や仕組みで減らすことが重要である。

 

例えば、

AとBの似たようなボタンが2つ並んでおり、通常時はAを、緊急時にはBを押す必要があるとする。

もし操作者が時間に追われていたり、他の考え事によって処理能力に負荷がかかっていたとしたら、推し間違いが多発するだろう。

この人的ミスを人への『教育』や『注意喚起』で改善しようとすると難しい。

そうではなく、緊急時はAを押しても反応しないようにする、AとBのボタンの位置を離れさせる、ボタンの色や形を変える、通常時はボタンでなくレバーにする、のようにすることで人的ミスを減らすのである。

 

予定がありすぎて時間がないのなら、これから新しい予定を入れないようにする。

 ・「○日と○日は誘われてもいけません」と公言してしまう

 ・『何もしない』という予定を予定帳に書き込んでしまう

 ・上司に「○○タスクをどうしても完了させたいので、今週はこのタスクだけに注力させてください」とお願いする

 

お金がないのなら、お金が貯まる・減りにくい仕組みを作る。

 ・給料天引きで貯金口座にいくらか移動するように設定する

 ・資金管理を信頼できる第三者に頼む

 ・家計簿をつけて支出額を可視化する

 ・利子のある借金ではなく親や友人から借りるといった利子のない借金をする

 

自分の意思でどうにかしようとするとうまくいかない。

他者の力やソフトウェアの力を借り、仕組みで欠乏から脱しよう!

過去の欠乏や失敗はもう終わったものであり、これからの欠乏を避けよう!

 

まとめ

①欠乏は「足りない…」と感じる心理状態のことで、集中力を高めるポジティブ効果があるが同時にトンネリングを起こすネガティブ効果がある。

 

②スラック(余裕:暇な時間、最低限度の資金や人間関係、睡眠時間等)がないと欠乏の負のループにハマってしまう…

 

③欠乏を脱する・未然に防ぐのは意思の力では困難!環境や仕組みを変えよう!

 

*注意:本稿で示した例(例えば…)は、そのほとんどが私の主観です。本書内の例ではない場合があります。鵜呑みにせず、あなたなりの例を考えてみることをお勧めしますmm

 

*より深く知りたい方は、ぜひ本書を手にとってみてください!

書籍情報

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【書籍名】いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

【著者名】センディル・ムッライナタン

【出版社】早川書房

【出版日】2017年1月7日

【ページ数】384ページ

 

著者紹介

センディル・ムッライナタン

ハーバード大学経済学教授。

「天才賞」と呼ばれるマッカーサー賞の受賞者である。

行動経済学開発経済学を専門とする。