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【本稿の対象読者】 🔰🔰🔰
・投資に興味があるが、よくわからない人
・(学生や社会人経験が浅い人のような)今後数十年働く予定の人
・自分の資産を増やしたい人
どうも、ちゃんなるです。
今回紹介するのはこの本!
『投資の極意』
投資って
「興味あるけど難しそうだな〜。」
「損しそうだし、怪しくない?」
こう思っていませんか?
しかし、投資の本質は、みんながいつも行っていること全てなのです。
そんなありふれた投資から、皆さんのイメージする株式投資についてなど、さまざまな知識を基礎から学べる一冊です!
この本から得られるもの
- 投資とは何か?
- 資産とは何か?
- 自分の持つ資産をどのような状態にしておくべきか?
本稿では、この本を超簡単に要約いたします!
著者紹介
インベスコ・アセット・マネジメント株式会社 グローバル資産形成研究所 所長
加藤さんは、大手日系資産運用会社にて日本株式アナリストとしてキャリアをスタートした後、世界株式アナリスト、世界株式ファンドマネージャーなどに従事し、資産運用業一筋でこのみち20年。
グローバルな視点を持って投資をする、投資のスペシャリストです!
(詳しくはコチラ⇨加藤 航介 | 富裕層向け資産防衛メディア | 幻冬舎ゴールドオンライン)
この本の3つの要点
①日本人に合った投資がある!
②日本株式より世界株式がいい理由!
③何にどれだけ投資すればいいの?
①日本人に合った投資がある!
まず、投資と資産について。
・投資とは
『未来の豊かさにつながる行動すべて』です。
株や外貨、仮想通貨を買うことだけでは決してありません。
例えば、読書をして将来使う知識を得たり、洗濯乾燥機を使い干す時間を短縮したり、パートナーを大切にして末長く共に幸せな時間を過ごしたり、、、
・資産とは
資産は二種類あります。
それは、人的資産と金融資産です。
前者は、この先自分が働き続けることで稼げるであろう見込み額のことです。
例えば、この先40年働く予定で、その間の平均年収が600万円とすると、
40×600=24000=2億4千万円です。(生きていくための費用を考えると1億円くらい減るそうです)
その場合でも、1億円以上の資産を持つことになります。
人は誰しも、健康かつ働く意思があれば1億円以上の大きな資産を有するのです。
後者は、皆さんが資産と言われてピンとくるもの、お金です。
(厳密にはお金になる価値があるもの全て)
多くの日本人は、預金という形で金融資産を銀行に預けていると思います。
日本の株式を持っている人は、日本人の4%程度です。
続いて、日本人がするべき投資について説明します。
結論、『外国株式を買おう』です。
理由は、資産のバランスを取るべきだからです。
このバランスというのは、資産がどの国にあるかということです。
多くの日本人は日本企業で働いて、給料を日本円でもらっています。
これは、人的資産が日本にある、ということを意味します。
そこで、金融資産を海外に置きましょう。
これは、外国債や外国株式などを購入することで実現できます。
なぜ金融資産を日本におくべきではないのでしょうか?
それは、あらゆる国に資産を分けていた方が、リスクが分散されるからです。
また、ここ数十年日本の経済は成長していませんが、世界経済は右肩上がりです。
海外資産を持っていることで、その資産が成長する可能性があります。
以上の理由から、日本企業で働く多くの日本人は、金融資産の一部を海外資産にするべきなのです!
②日本株式より世界株式がいい理由!
日本の株式よりも、世界の株式の方が利回りがいいです。
これは、世界株式を保有している方がお金が増えていくことを意味します。
ではなぜ世界株式の方がいいのでしょうか?
その理由をこれからお伝えしていきます。
理由1:経営者が給料を主に株式でもらっているから
海外の有名な企業の幹部や経営者の多くは、給料の一部または全部を株式でもらっています。
また、その株式は一定期間手放すことができません。
そのため、経営者らは今後の企業の業績により責任を持つことになります。
結果として、彼らのモチベーションが高まり、これが企業の高い利回りにつながります。
日本の企業では、経営者らは主に現金で給料を受け取っています。
これでは、給料を株式でもらう場合に比べ、モチベーションや責任が低くなってしまいます。
理由2:不良企業が株価指数・株式市場から脱落させられるから
欧米では、高い収益目標を達成できない会社は、株価指数から積極的に除外されます。
株価指数に載っていると、投資してもらえる可能性やその額が高まります。
そのため、企業の目標の一つには必ず株価指数に載ることがあります。
日本では、株価指数から除外されるということがほとんどありません。
日本の企業は、欧米の企業に比べて、競争意識が薄れてしまうかもしれませんね。
例えば、TOPIXという日本の株価指数があります。これは、東証一部上場の全ての会社(約2000社)を対象としたもので、過去の事業の利益率は8%ほどです。
これに対し、アメリカのS&P500という、アメリカの複数の株式市場に上場する精鋭500社によって構成される株価指数があります。これは、民間の指数算出会社によって随時、会社の入れ替えが行われるため、かなり競争が厳しいです。
事実、過去の事業の利益率は15%ほどと、日本のおよそ2倍の数値になっています。
理由3:市民の株式会社・株式投資に対する理解が高いから
市民の投資に対する理解度が、企業の利益率、すなわち株式の利回りに影響します。
日本人の投資リテラシーは低く、それゆえ日本企業の利益率が世界企業に比べて低いのです。
③何にどれだけ投資すればいいの?
ひとことで言いますと、多くの日本人は、
「世界株式」「外国株式」「米国株式」「先進国株式」などと書いてある、インデックスファンドを書いましょう。
手数料の低いものを積み立てで買い付けするのがおすすめです。
また、国の優遇税制を絶対に活用しましょう。
NISAや積み立てNISA、iDecoといったものですね。
初心者の方は、積み立てNISAを活用して、毎月3万円程度から積み立て投資をしてみましょう。
まとめ
今回のまとめは非常にシンプル、以下の2点です!
①私たち日本人は、外国株式を買いましょう。
②手数料の低いインデックスファンドを、優遇税制を活用して積み立てで購入しましょう。
この記事は簡単な要約です。
より深く知りたい、他の内容も気になると思う方は、ぜひ本書を手にとってみてください!
書籍情報
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世界を見てきた投資のプロが新入社員にこっそり教えている驚くほどシンプルで一生使える投資の極意 [ 加藤 航介 ] 価格:1,595円 |
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【書籍名】世界を見てきた投資のプロが新入社員にこっそり教えている驚くほどシンプルで一生使える投資の極意
【著者名】加藤航介
【出版社】東洋経済新報社
【出版日】2020年6月26日頃
【ページ数】264ページ