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5分でわかる「AIにできること、できないこと ビジネス社会を生きていくための4つの力」(藤本浩司、柴原一友)

読み終えるまで約5分

 

どうも、ちゃんなるです。

今回紹介するのはこの本!

『AIにできること、できないこと ビジネス社会を生きていくための4つの力』

 
「AIってなに?」
「何ができるの?」
「何ができないの?」
 
本書は、AIに興味があるけどほとんど全く知らない、という人に向けた書籍です。
専門用語や専門知識が不要でAIの概要が理解できる良書です。

 

 

この本からわかること

大きく分けると、下記の3点がわかります。

  1. AIの本質
  2. AIのビジネスへの活かし方
  3. AIに仕事を奪われないためにどうすればよいか

本書では、これらのことを専門用語や専門知識をなるべく使わずに紹介しています。

 

この本の3つの要点

①AIとは?

②AIのビジネスへの活用

③これからのAI

 

①AIとは?

・AIの定義

AIは、「知的な作業をコンピュータに行わせる技術」のことです。

AIは人工知能と訳されますが、現状、人間の知能とは程遠いものです。

 

・AIの種類(イメージしやすいものを抜粋)

予測系…購買予測、リスク予測、気象予測など

言語系…質疑応答システムやチャットボットなど(ペッパー、アレクサ、Siriとか)

画像系…自動運転(の一部)システム、医療画像から異常を発見するシステム(画像系はディープラーニングという手法で劇的に成長してる)

ゲーム系…ボードゲームAI(囲碁、将棋、チェスなど)

 

・AIの実態

「AIはなんでも屋さん?」「AIは勝手に問題を解決するの?」

答えはNoです。

 

本書では、AIが知性を持つために必要な要素として以下の4つ挙げています。

  1. 動機:解決すべき課題を定める力
  2. 目標設計:何が正解かを定める力
  3. 思考集中:考えるべきこと(選択肢)を捉える力
  4. 発見:正解へつながる要素を見つける力

 

現在のAI設計では、『動機・目標設計・思考集中』の3つを人間があらかじめ与えています。

AIが担当するのは『発見』のみです。

『発見』も膨大なデータから算出した結果であり、そのデータも現状は人間がコストをかけて与える必要があります。

 

現在、AIは人間の知的作業のほんの一部をになっているだけなのです。

 

②AIのビジネスへの活用

・AIに仕事を奪われる?!

近年、こういった記述を目にすることが多々あります。

しかし、メディアの誇張表現と言えます。

 

「AIが人間の仕事を奪う」という表現の原因の一つと考えられるのは、2013年のオックスフォード大学のオズボーン氏の研究です。(論文:THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION? pdf:https://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/downloads/academic/The_Future_of_Employment.pdf

 

この論文は、「702種類の職業のうち47%がAI化しやすい」というものです。

業務の何割がAI化されるか、いつまでに仕事を完全に奪われるといったことは書かれてません

 

以下はOCEDによるレポート内の図で、 タスクの50%以上が自動化される職業が全体の35%、自動化によってなくなる職業は約9%という結果を示しています。

先ほどのオズボーン氏の研究より新しく、尚且つそれに異議を唱える調査であるので、この情報も考慮するべきでしょう。

このレポートでは、デジタルに対応できてない人から失業すると結論づけられています。

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OECDレポートAutomation and Independent Work in a Digital Economyより

(出典:https://www.oecd.org/els/emp/Policy%20brief%20-%20Automation%20and%20Independent%20Work%20in%20a%20Digital%20Economy.pdf

 

AIが人間の仕事を奪う日が、いずれくるかもしれません。

ですが、「今すぐ来る」や、「仕事のほとんどが奪われる」ということではありません。

仕事の一部がAI化されることから始まり、その範囲が徐々に拡大していくという認識でしょう。

 

・ビジネスでAIを用いるために必要な要素

必要な要素は以下の3つです。

 - 収益性の確立…AIを導入することでコストやリスクを上回るリワードを獲得すること

 - 人との連携の整備…業務の一部に、自然にAIを組み込むこと

 - 利用者の理解の獲得…AIができること・できないこと・間違えてしまうこと、それゆえ人間がサポートしなければいけないことを利用者に理解させる必要がある

 

AIを導入するためには、様々なコストがかかります。

ただ闇雲に導入すればいいわけではないのです。

 

③これからのAI

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書籍より:AI研究者へのアンケート結果、人を超えるAI(HLMI)の誕生確率

 

この図は、人間を超えるAIHLMI)がいつ誕生するのかをAI研究者にアンケートした結果です。

50年後にだいたい50%と、低くない確率ですね。

 

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書籍より:①から⑨の項目が、実現されるであろう確率の分布表

この図は、以下の9項目が、いつまでに達成されると推定される確率の範囲を示したものです。

①全ての仕事がAIに置き換わる

②AI研究者をAI化できる

③人間を超える知性を持ったAI(HLMI)が実現する

④優れた新しい数学理論を証明できる

⑤外科医をAI化できる

⑥パトナム競走(大学生を対象とした数学のコンクール)でトップを争える

NYタイムズ紙のベストセラーリストに載る小説を執筆する

⑧小売販売員をAI化できる

⑨人間と同じ学習量で囲碁のトッププレイヤーに勝利する

 

①AIとは?」の「・AIの実態」にて、今のAIが苦手とすることを述べました。

AIは人間とは違い学んだことを忘れることがなく(データとして保存できるため)、日々成長します。

着実に苦手を克服し、人間の知性を超える日はいずれやってくるでしょう。

 

今後我々は、AIが得意なことを学ぶのではなく、AIが苦手とすることを学んでそれを武器にするべきです。

AIに代替されない人材になるべく、AIの苦手な「動機」「目標設計」「思考集中」の力をつけていきましょう

 

 

まとめ

今のAIは、人間があらかじめ問題・答え・選択肢を与え、答えにたどり着く要素をたくさんの情報を元に算出する作業をしています。

AIが独り立ちする日は遠く、我々はAIが苦手とすることを学ぶ必要が

 

AIができること、できないことを、なんとなく理解することができましたか?

今後はメディアの誇張した情報に流されず、AIの本質を捉えつつ様々なニュースと向き合っていきましょう。

 

 

この記事は簡単な要約です。

より深く知りたい、他の内容も気になると思う方は、ぜひ本書を手にとってみてください!

 

書籍情報

AIにできること、できないこと ビジネス社会を生きていくための4つの力 [ 藤本浩司 ]

価格:2,200円
(2021/1/16 10:12時点)
感想(0件)

【書籍名】AIにできること、できないこと ビジネス社会を生きていくための4つの力

【著者名】藤本浩司、柴原一友

【出版社】日本評論社

【出版日】2019年2月19日頃

【ページ数】256ページ

 

この書籍には、続編があります。

そのリンクも貼っておきます🙋‍♀️ 

 

著者紹介

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藤本浩司さん

著者の一人目は、藤本浩司さん。東京農工大学の工学博士を所持、同大学の客員教授、また株式会社テンソルコンサルティング代表です。

藤本さんは、AIの技術を活用するビジネスの最前線にいる方です!。

 

二人目は、柴原一友さん。柴原さんも東京農工大学客員教授で、そして株式会社テンソルコンサルティング主席数理戦略コンサルタントです。