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どうも、ちゃんなるです。
今回紹介するのはこの本!
『「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!』
「なんだか気分がモヤモヤするな〜。」
「仕事や勉強に集中したいけど、集中できない。。。」
この本は、こんな悩みを解決してくれる一冊です!
この本から得られるもの
「頭のゴミ」を捨て去る方法
「頭のゴミ」とは、頭の中に浮かぶ無駄な思考のこと。
こいつがあなたの集中力・思考力・生産性・生きる充実感を低下させている原因である!
著者紹介
著者は、認知科学者の苫米地英人さんです。カーネギーメロン大学博士(Ph.D.)、同Cylab兼任フェロー、株式会社ドクター苫米地ワークス代表、他にも色々…すごすぎです!(画像参照元:https://insurance.rakuten.co.jp/inlife/fun/celebrity-interview-20151105/)
この本の3つのポイント
この本では、「頭のゴミ」をいくつか紹介していました。
3つのポイントとして3つのゴミを抜き出して紹介します。
①感情というゴミ
②過去の自分というゴミ
③自分中心というゴミ
①感情というゴミ
私たちは日々、感情に影響を受けて行動します。
ですが、結論、感情は不要です。
感情とは、脳の扁桃体という部分の働きで起こる生体反応のこと。
これにいちいち振り回されていては、集中できません。
中でも、不安・恐怖・怒りなどの感情は私たちの行動に悪影響を及ぼします。
これらの感情は、物事の原因が特定ないことによるモヤモヤとした状態によって起こされます。
対策は、物事の原因を細かく考えることを挙げます。
例えば、「同僚が営業成績を自慢してきて、とってもイライラした」とします。
ここで「なぜイライラした?」とその理由をいくつか考えるのです。
「ライバル視しているやつだから」「忙しい時に自慢されたから」「今月の自分の成績が悪かったから」などなど。
このように理由を言語化することで、脳の前頭前野が活性化し、それにより扁桃体の活動が抑制されます。
これにより扁桃体の活動が抑制され、たかぶった感情が抑えられるのです。
また、原因を見つけたことで改善策を考えることもでき「次は〇〇をして自分が勝つ」と前を向くことができるでしょう。
全ての感情が不要というわけではありません。
もちろん成功したときの喜びや、失敗したときの悔しさなど「次の行動に生きる感情」もあります。
著者はそれらを認めますが「感情はあくまで結果の副産物であり、それに左右されてはいけない」と言います。
②過去の自分というゴミ
「あのとき、○○しておけばよかったな。」
誰しも必ず思ったことはあるでしょう。
また、昔の後悔した記憶が、ふと思い出されてしまうことってありますよね。
結論ですが、過去の後悔はゴミです。
なぜなら、過去は変えようがないからです。
また、過去の行いで未来の自分が決まることを、著者は否定しています。
そして、「今が、未来が、過去の自分を決める」と言います。
例えば、あなたは買い物に来ましたが、お目当てのものがありませんでした。
この時点では、「来た意味ないじゃん。」「無駄骨だ。」「ついてない。」と買い物に来たことを後悔するかもしれません。
そこで、あなたは別のお店に行きました。
そこではお目当てのものが、先ほどの店より2割引で買えました。
どうですか?このときあなたは、「この店来てよかった!」「さっきの店で売り切れてたおかげだ!」「ラッキー!」となりますよね?
過去の自分を評価するのは今の自分、そして今の自分を評価するのは未来の自分なのです。
過去の自分にあれこれ思いを巡らせても何も生まれません。
その時間は未来に向けて行動するべきです!
③自分中心というゴミ
「自分が幸せになればいい。」
この考えでは幸せにはなれません。
我々は日々他人と関わっています。
自分がいい気分になっても、周りの人が嫌な思いをしているかもしれません。
著者は、「自分以外の人も一緒に幸せになってこそ、人間の幸せである。」と言います。
料理を作ることが幸せなら、その料理を食べて喜んでくれる人がいる、ということを含めて幸せと考えるのです。
自分以外の幸せを考えるには、抽象度を上げて自分と関わっている人々を明確化します。
そして、より多くの人のためになるゴールを設定するのです。
例えば自分がある会社で働いているとしましょう。
この場合、視点を、「自分」→「自分と相手」→「部署」→「会社」というように抽象化します。
そうすることで、自分が影響を与える範囲がわかります。
よって他人とうまくいかないモヤモヤ、集団の中でどうしていいかわからないモヤモヤを対策することが可能になります。
まとめ
感情はただの生体反応にすぎません。
「ムカつく!」などの一言の感情表現で済まさず、「なぜそう思ったのか?」「何が原因なのか?」と自分の感情を客観視してみましょう。
これにより感情が抑制され、冷静に判断できるようになります!
明確な目標・ゴールを持って、それに向かって努力することが、頭のモヤモヤを晴らすことに繋がります!
今回は、私たちの頭に溜まる「3つのゴミ」について紹介しました。
その他のゴミや、より詳細な具体例を知るために、是非本書を手にとってみてください!!!
書籍情報
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苫米地英人コレクション3「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! (3) [ 苫米地 英人 ] 価格:1,540円 |
【著者名】苫米地英人
【出版社】開拓社
【出版日】2018年3月28日頃
【ページ数】250ページ